2015年10月11日(日)秋のコンサート    芦塚音楽研究所千葉教室
        千葉市文化センター・アートホール





2015年10月11日の秋のコンサートまでの歩み
「発表会までの歩み」を、このページに掲載するつもりでしたが、大変な長さになってしまって、発表会のページにたどり着くのが大変になってしまうという事に気がついたので、以前のままにしておいて、そのページにlinkを張る事にしました。
下のそれぞれのロゴをクリックすると、そのページにジャンプします。


2015年10月11日秋のコンサートの予告のPageです。


2015年7月19日夏休み前の最後のオケ練習と夏の合宿とお楽しみ会

まえがきに変えて


2016年3月19日
何時の頃からかは、忘れてしまいましたが、音楽教室の発表会の風景をYou Tubeにuploadする事にしました。
音楽教室なので動画がないと、様にならないからです。
また、練習の過程の動画は、生徒達の練習の手助けのためで、練習の過程を公開するのは、気が引けてしまうので、最初は非公開のPageにしていました。しかし、練習の過程こそが、一番皆様に知って欲しい事だと言う事で、一昨年あたりから、非公開を公開に変更しました。
オーケストラや室内楽の練習は、集団の音楽活動の一貫なので、公開が建前なので、その旨了解をお願いします。

しかし、soloの部の生徒の場合には、uploadをするか否かは、個人の決める事なので、非公開の希望の方は申し出て頂ければ
uploadはしませんし、upload済みも場合も速やかに削除いたします。

また、全員のお子様の動画を配信したいのですが、それは労力上不可能なので、ある程度はselectしなければならないので、一応感情が混じらないように、どんなに上手な生徒であったとしても、ノン・ミスの演奏を、You Tubeへのuploadの最低条件にしています。
通常の音楽教室の場合には、配信が日本に限定されていますが、私達の教室場合には、観る人達が音楽教室としてではなく、音楽そのものとして閲覧して頂くように、uploadしているので、アクセスが世界シェアになっているので、「そこはやむを得ない事かな??」と思っております。

また、You Tubeへのuploadの最低条件の設定は、世間一般の音楽教室ならば、発表会は1,2時間で終わるので、発表会全体をuploadする事も可能なのでしょうが、私達の教室は、ご存知のように、全日を掛けたロングランなので、各部から演奏をselectしなければなりません。

You Tubeへのuploadを始めた切っ掛けは、教室の宣伝という目的ではなく、音楽を勉強する生徒達へのエールを兼ねたものなのです。
教室の宣伝ならば、非常に上手な生徒の、しかも特別に上手かった演奏のみをuploadした方が、教室にとってはより効果的で、一般の音楽教室では、そのようにしているので、発表会を公開する事はありません。

音楽の専門家を目指す音大生等ならば、顔や名前を覚えて貰ってナンボのものなので、当然至極の事で、演奏中もお客様へ顔の目線が向いていない・・とかの、結構厳しいcheckをするのですが、「巷の音楽教室」という性格上、
「顔や名前をuploadして欲しくない」という保護者の方もおられましたので、そこは、かなり気を遣ってのYou Tubeへの公開をしていたのですが、そのために、以前は、非公開のupload《教室のホームページからしかlink出来ないようにして、linkを張っていいましたが、それなら、最初からYou Tubeにはuploadしなければよい。》という事で、基本的には、「You Tubeにuploadしても良い」という人達の中からselectする事にしております。)

通常は、業者の方(成毛さん)から、サンプルのvideoが教室に着き次第、直ぐに、その中からselectして、You Tubeにuploadするのですが、先生達の個人的な好みが出ないように、厳しくselectの基準を設けています。
その、《selectの基準は、大きなミスや弾き直し等をしていない》という事のみで、出来る限り、多くの子供達の演奏を一般に聴いて貰うようにしていたのですが、この発表会では、芦塚先生がselectして、uploadを開始するために業者にお願いしたvideoを、恐怖の椎名町の事務所のブラック・ホールに飲み込まれて、紛失してしまいました。

それに、昨年の秋の発表会以降には、受験生のスタートの無い追い込みのみで、芦塚先生も芦塚先生自身のプライベートな仕事をする時間さえ無いぐらいにが、オーバーワーク気味で、体調不良もあって、鬱も酷くって、そのために固定資産税まで払うはめになって、とても動画のcheck迄は手が及ばなかったのでした。
受験も一段落をして、いよいよ16年の春の発表会を直前にして、15年の秋の発表会の動画をcheckし直して、videoの成毛さんにYou Tube用のvideoを作って貰っています。
オーパーツの発見は、得てしてそんなもので、次の発表会が終わって、改めて教室の整理をしていると、思いもかけない身近な場所で、
「え~っ??こんな所に・・??」という場所で発見されるものなのです。
という事で、再発見された、videoを、その日の内から暫時You Tubeに公開して、発表会のhomepageにもlinkを張っている所です。
(2016年4月8日)



大変遅くなりましたが、fileが届き次第、暫時、You Tubeにuploadして、このPageから直接linkを張りたいので、今暫くお待ち下さい。

今、現在(3月21日)は第五部の動画が着いたので、五部から取り敢えず、6っつ、演奏をpickupしてlinkさせています。
残りの2つは、動画の処理にもう一手間掛かるので、気長にお待ち頂く事になります。



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第一部へ

全体合奏が終わったら次はsoloの部です。

pre室内楽の演奏です。

マルセリーノの歌 全体合奏です。


第二部
第二部の全体合奏は芦塚先生作曲の「メリーゴーランド」から始まります。

全体合奏の後は、子供の室内楽です。

子供の室内楽の部の後は、soloの部の始まりです。

Mozartのoriginalの連弾のsonate K.381のⅠ楽章です。

全体合奏 J.S.Bachのカンタータ 第147番「主よ、我が希望と喜びよ」


第二部14番からは音人の会の皆様の演奏です。



第三部
第三部はオーケストラの部から始まります。

次は室内楽の部です。とは言っても、1曲しかないので、「室内楽の部」と言えるかどうかは兎も角としても・・・??

3回オケクラスのオーケストラです。





第四部 baroqueのtriosonateと専科の室内楽と中学生のsoloの部

最初はbaroqueのtriosonateの演奏です。急遽、芦塚先生が少し解説をしました。


室内楽 弦楽六重奏 第一番 Op.18 変ロ長調 Ⅰ楽章 Brahms

Piano五重奏「鱒」の演奏です。


中学生soloの部





第五部高校生の部

室内楽の部 Piano五重奏 第2番 Op.26 変ホ長調 Ⅰ楽章      Dohnányi
You Tubeにlinkしました。

soloの演奏

遠藤美帆(高1)Pf.舟歌0p.60嬰ヘ長調 Chopin
You Tubeへlinkしました。

清水千聖(高1)Vc.ロココの主題による変奏曲 Op。33 イ長調 Tchaikovsky 伴奏 遠藤美帆
You Tubeへlinkしました。

岡村智子(高1) Pf.ボレロ Op.19 ハ長調 Chopin
You Tubeへlinkしました。

本田梨紗(高3)viola Elegie Op.30  Vieuxtemps 伴奏 遠藤美帆 
You Tubeへlinkしました。

斉藤純子先生 Vl. Tartini=Kreisler sonate g moll 「悪魔のトリル」 伴奏 萩元美紀先生
斉藤先生のTartiniの演奏のYou Tubeへのuploadは、もう暫くお待ち下さい。





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                                  ご挨拶

15年10月11日の千葉教室の秋の発表会は、恙無く終了しました。
発表会のご報告のPageですが、なかなかスムーズには進まないので、もう暫くお待ちください。

15年ほど以前から、私の体調不良から、病院三昧で、鈴木病院の病気オンパレードの入院や、大和成和での冠動脈のバイパス手術等々の入院で、私のcheckが届かなくなってしまって、また、私自身の気力の衰えで、教室や保護者なの方達への、advice等々が行き届かなくなってしまい、教室のi dentityがすっかり失われてしまって、本来の教室の姿が見えなくなっていました。
教室の本来の姿を取り戻すべく、この2,3年思い切った方針転換をしましたが、その甲斐があって、今回の発表会は、生徒達の曲の出来は、兎も角としても、発表会の雰囲気は、この15年来の本来の発表会の姿が垣間見えて、楽しい、温かい教室の本来の姿を取り戻す事が出来たような気がして、とても嬉しい限りの発表会になりました。

生徒達一人一人の感想も、「とても楽しかった。」という感想が多かったように思われて、嬉しく思っております。

私達の教室の独自性も大夫、表現出来たような気がします。

という事で、今回の発表会のご報告というか、写真のPageになります。
You Tubeへのuploadも計画しておりますが、video製作が外注になりますので、どうしてもtime lagが出来てしまい、遅くなってしまいますが、気長にお待ちください。





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                            発表会のご報告


第一部

写真は、発表会の開催にあたっての牧野先生からのご挨拶の写真です。
牧野先生の挨拶が終わると、全体合奏で、お姉さん、お兄さん達との合奏になります。

曲は
芦塚先生の編作曲による全体合奏の曲で 「月の光」 全音出版社で出版されている楽譜による演奏です。

 

ひかりちゃん、少し端っこ過ぎて、舞台の影になっているよ。



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全体合奏が終わったら、次はsoloの部です。

今回の最年少の出演者です!!

2歳のお友達になります。
普通の音楽教室では有り得ない事ですよね。

2歳で舞台デビュー、・・凄い・・よね? 

でも教室での発表会デビューは、これまでにも、早い子供は、1歳半でデビューした子供もいるので、何歳で発表会に出演出来るかは、子供一人一人のケース・バイ・ケースなのです。
習い始めは早くても、発表会のデビューは、とても遅くなってしまう子供もいます。
それは教育とは関係はありません。体の発達もこの時期では早い・・遅いはないのですよ。 ご心配なく・・
教室としては、それぞれの子供の一番良いタイミングを見計らって、デビューさせています。

ほら、ちゃんとお客様を見て、しっかりと演奏しているでしょう??

violinの演奏です。
曲は、
芦塚先生の「子供のためのviolin曲集」から「可愛いこねこ」  伴奏はお母様です。


芦塚先生のヴァイオリンのための教則本や、ピアノのキリンさんの教則本がなければ、こういった年齢で舞台デビューが出来る事はありません。
画像をクリックすると、You Tubeにlinkします。(もう暫くお待ち下さい。動画の完成待ちです。)


最後のご挨拶もしっかりと出来ましたね。 素晴らしい!!
     

今回のPianoの最年少の出演者は、4歳の男の子です。
        
                 6番の磯野光里ちゃんヴァイオリン(5歳)です。伴奏は斉藤純子先生です。
真ん中の写真をクリックするとYou Tubeにlinkします。

     



     

今回のこのclassの生徒さん達は、芦塚先生にとっては、発表会で初にお目にかかる人達も多くいました。
以下は、芦塚先生からのコメントですよ。

でも、皆さん、なかなかどうして、上手ですよね。
先生達からは色々とlessonの報告や、練習の状況の報告は受けていて、お名前だけはよく知っているのですが、おしゃべりはしたことが無いので、、写真とお名前が中々一致しないので、発表会が初のお目見えになります。
勿論、年齢は低くても、毎回の出演回数が多いベテランの生徒さんもいますので、私と顔を合わす機会も多い生徒さんもいますけれどね。
しかし、だからと言っても、早熟型の子供も、奥手(もしくは晩熟型とも言いますが)の子供達も、ある程度、年齢が行けば必ず同じ所にいるのですよ。
だから、それぞれの子供達の性格とその子供のペースに合わせて、「急がない!」「急がない!」「ゆっくりと無理をしないで・・」、が、教室の建前ですよ。
クリスマス会でもニャンコちゃんが言っていたでしょう??



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pre室内楽の演奏です。


芦塚先生の編・作曲のピアノ三重奏が続きます。

実は、この曲集は、pre室内楽として、教室のお友達は難なく演奏していますし、譜面(フヅラ)を見ると、とても簡単な曲のように見えます。
しかし、本当は、音楽大学を卒業した音楽の専門家の人達が、この曲を演奏しても、初見で弾けないのです。
だから、この曲を弾いた事のある専門家の皆さん達は、とても不思議に思います。
「こんな簡単な譜面(ふづら)なのに、どうして、合わないの??」ってね!??
でも、譜面(フヅラ)は簡単に書かれているのですが、色々な所に芦塚先生のアイロニカル(ironical)なトリック(trick)が散りばめられているのですよ。
だから、芦塚先生のプレ・ピアノ・トリオ(prePianotrio)を勉強すると、本格的な大作曲家の室内楽の曲でも、楽に弾けるようになるのですよ。

千野絢美ちゃん(小1)ピアノ 子供のためのピアノ三重奏曲集より「蛙の歌」変奏曲 芦塚陽二作曲
ヴァイオリン 古川紗來(小3)、チェロ 森真雅(小3)



ここから室内楽が続きます。

新飯田千尋ちゃん ピアノ(小2) 子供のためのピアノ三重奏曲集より「かっこう」変奏曲 芦塚陽二作曲
ヴァイオリン 萩元美音(小1) チェロ 森真雅(小3)




子供の室内楽というのは、世界中で探しても、私達の教室しか、ないでしょうね。
室内楽という名前で演奏している音楽教室の例も、幾つかあったの、checkしましたが、室内楽ではなく、タダのアンサンブル(合奏)であったり、簡単にアレンジされた曲であったり・・で、ちゃんと本当の室内楽の曲を演奏している例は今までに一つもありませんでした。
それはどうしてでしょうか??
それには、ちゃんとした理由があります。
その最大の理由の一つは、教室の問題です。一般的には、ヴァイオリンの教室ではヴァイオリンしか教えていないので、ピアノやチェロの楽器を演奏出来る生徒も、指導出来る先生もいません。

大きな音楽教室で、チェロやピアノの生徒達もいる音楽教室の場合でも、先ず、室内楽は楽器の種類が少なく、一人ひとりが同じ技術を持って演奏しなければならないので、普通の音楽教室のレベルでは、音楽に対しての、子供達の技術が追いついていかないのです。

それに室内楽を指導出来る先生がいない・・し、音楽大学の場合でも、チェロの先生が指導する場合には、チェロ優先の指導になるし、ピアノの先生達は弦の指導が全く出来ないので、室内楽を指導する事が出来ません。
そういった、様々の理由から、子供達へ室内楽を指導している所は、世界中探しても私達の教室だけだと思います。
ましてや、室内楽のカリキュラムなんて・・・事は、とんでもない事なのですよ。




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そして、再び全体合奏「マルセリーノの歌」 芦塚先生のarrangeで、全音楽譜出版社による出版のリコーダーの教育教材になっている曲で、沢山の小学校や中学校で今でも演奏されている曲です。 指揮は斉藤先生です。

全体合奏「マルセリーノの歌」 ソロザバル曲 芦塚陽二編曲 指揮斉藤純子先生
 





芦塚先生はドレミ出版社の「マンガ音楽家シリーズ」で結構有名ですが、学校の音楽の時間でも、リコーダーの教材を始めとして、色々と沢山の教材を作っているので、結構、音楽の先生達や、小、中学校の子供達の間では、名前は知られているのですよ。
学校の主催の演奏会でもよく演奏されているのでね。



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第二部
第二部は芦塚先生の作曲である全体合奏「メリー・ゴーランド」から始まります。

異種楽器の演奏

この全体合奏で演奏している生徒達の中には自分が習っている楽器とは違った楽器で演奏している生徒達が若干名います。
リコーダーやGlockenspielのような(持ち替えが建前で、普通に持ち替えて演奏する楽器とは異なり、通常では、ちゃんと先生について正規のレッスンを何年も受けなければ、演奏する事が出来ない難しい楽器を、2,3回のone point lessonだけで、演奏する事を、教室では「なんちゃって楽器」と呼んでいますが、その、教室での無茶振りは、クリスマス会での全体合奏のお遊び演奏での「おはこ」でしたが、ついには正規の発表会の中の全体合奏にまで及んで来ました。

通常、一般的な音楽教育では、専科の楽器(例えば、ヴァイオリンを主科とすると)の他に、楽器を学ぶには、当然、倍の労力と苦労が掛かるのが普通です。
弦楽器や管楽器の生徒の場合には、副科楽器としてピアノを学ばなければなりませんが、そのためには、他の教室の先生について習うのが一般的なお話です。教室を二つ掛け持つ事は、生徒自身の労力も時間も、お父様お母様にとっても、経済的にも大変な負担になりますよね。

ましてや、3つ目の楽器、4つ目の楽器を学んだり、演奏したりする事は日本では、有り得ません。
教室に来たばかりの生徒の保護者の方に、副科のピアノや楽典のlessonを勧めると、
「それは子供達が可愛そうだ!」と尻込みをされる事が多いのです。

勿論、習い始めて直ぐに、そんな大変な事が出来る分けでもないし、そんな事をやっている音楽教室等は、殆ど見当たらないので、理解出来ないのは当然だし、尻込みするのも当然だと思います。
教室でも生徒さん達皆にそれを勧めるのではありません。
生徒の余力や音楽への興味、熱意等々のタイミングを見計らって、お薦めするのです。
教室は単なる巷の音楽教室に過ぎないのですから、子供がどんな天才で、将来を嘱望された能力があったとしても、学業を優先するのなら、それはそれで、家庭の問題なので仕方のない事なのですよ。
周りの人達が羨む能力を持ちならが、それを捨てるのも、その家庭の考え方であり、教室が介入すべき問題ではありません。

音楽でproになろうとするには、・・・と言うか、それはどんな世界でも同じなのですが、真央ちゃん達や甲子園を目指す中学、高校の球児達や、多くのpianist達を見れば分かるように、proを目指す人達は、総てを捨てて、脇目も振らずに、その道に邁進した人達だけの社会なのですからね・・!!

特に小さな子供の場合には、親が迷うと子供は、当たり前に迷います。
子供は親の後に付いていくのですからね。
教育に例外はないのですよ。
小学、中学は学生をやって、高校生になって、突然、proの道は有り得ないのです。

勿論、それが医者のproや、画家、陶芸家の道なら、その可能性はあります。
でも、体を作らなければならない、バレリーナや演奏家では、その可能性はないのです。
世の中には、proと言う世界・・所謂、職人の世界と、一般の世界の二つがあって、その世界は、相容れないのです。
それは技術の問題ではなく、意識の問題だからなのです。

こういう話をすると、
芦塚先生の考え方は厳し過ぎる・・と言わるれ事がよくあります。
しかし、芦塚先生が、驚いていたのは、ドイツの学校教育です。
ドイツでは、子供達は将来の道を小学4年生の時に決めなければなりません。
お肉屋さん」になるのも、靴屋さんになるのも、床屋さんになるのも、資格が必要で、小学4年生でそれを決定して、Handelschule(職業学校)に行って、国家試験を受けなければなりません。
国家のライセンスがないと、お店を開く事は出来ないのですよ。
本当は、ドイツでpianistやviolinistになるためにも、国家試験に合格する必要があるのですよ。
これまで、この100年間で、日本人でドイツのpianistやviolinistの国家試験に合格した人はいません。

日本では、脱サラで蕎麦屋の店主を気取る事は出来ますが、ドイツではそれは出来ないのですよ。
ましてや、世界を席巻するproになろうとする人達が一般人と肩を並べて、学校の勉強や塾の勉強をして遊んでいて、proに成れる訳がないというのは、世界の常識なのですがね。
日本の常識、世界の非常識という言葉があるのですがね。


教室で生徒達に色々な楽器をやらせるのは、ただ単に色々な楽器が弾けたら面白いとかいう趣味的な発想ではありません。
ピアノは一人orchestraで、自己完結型の楽器なので、どうしても音もrhythmもtempoも、独りよがりの演奏になりがちなのです。
ピアノの専科の生徒にコントラバスを勉強させるのは、コントラバスがピアノと全く反対の楽器であるからなのです。
コントラバスは、ご承知のように、melodieを演奏する事は、殆どありません。
orchestra全体の和音の基礎の音を作ったり、orchestra全体のrhythmやtempoを決める役目があります。
家を建てる時の基礎の部分になるのです。

violaは弦楽器のorchestraや室内楽での、中心の位置にいます。violaからは全体の楽器の総てが見えるのです。
ですから、violaの上手いorchestraや室内楽は、超一流の演奏団体になります。
だから芦塚先生の先生の先生であるHindemith教授は世紀のviolaの名手であり、CDも沢山残っています。
同様に、Dvorakも同じです。歴代の作曲家はviolaの名手でもあります。
(フル・オーケストラの場合には、violaの役をhornがします。弦楽器と管楽器のツナギの役をします。ちょうど、蕎麦のツナギの役をするのです。ですから、hornの上手なオーケストラは上手なオーケストラになるのです。)
ヨーロッパでは、音楽を勉強する人達の多くが、色々な楽器が演奏出来るのが普通です。
芦塚先生が師匠のGenzmer先生に
「先生は何の楽器が弾けないのですか?」と質問した事があります。その時にGenzmer先生は20分ぐらい考えて、「分からん」と一言でした。
でも、それは歴代の作曲家達でも同じなのですからね!!

教室でも、同様に、小さな子供達から、平気で持ち替えをします。しかし、そういう事が普通に出来るのは、教室の楽器を演奏するためのメトードが、たった一つの「芦塚メトード」と呼ばれるメトードで構成されているからなのです。

一般的には、ピアノの先生とヴァイオリンの先生は、別の先生が指導して、そのメトードも全く違ったカリキュラムによって構成されるのです。だから、楽器が変わる毎に、全く新しいメトードで学習しなければなりません。
だから、当然、二つの楽器を習おうとすると、苦労が倍増するのです。
それが一般的には当たり前なのです。

でも、芦塚メトードでは、楽器が変わっても、或いは、音楽だけのお話ではなく、一般の勉強(学校の勉強)のやり方も同じメトードで指導します。

・・てな事を書くと、手前味噌な大風呂敷の話のように聞こえてしまう・・と思いますが、本当は芦塚先生は、音楽教室を立ち上げる前の大学講師の時代にこの芦塚メトードを確立させて、芦塚先生の教え子達の教えている小学校や中学校、高校で、芦塚メトードの実践を生徒である、学校の先生達に指導させていたのです。
勿論、芦塚先生の生徒の音楽教室でも、数人の生徒をpickupして、指導をした事もありましたが、何故、上手くなるのか??幾ら公開lessonをしていっても、理解して貰えなかったのですよ。
「芦塚メトードで習う」のは、超簡単なのですが、「芦塚メトードを習う」のは、至難の業なのです。


芦塚先生の公開授業で、県の校長先生達を集めた公開授業では、おじいさん達である校長先生達の方が、面白がって
「凄い!凄い!」を連発していたそうです。
課題は、芦塚先生の生徒達である小学校の先生である人達が、自分達が指導する上で、一番「難しい」と感じていた、重さから、計量への導く所のカリキュラムや、国語では、野菜と果物の違いをどう指導するか?という、先生達の疑問について、若い先生達に、芦塚先生の指導の元に、教材を10日掛かりで作成させて、臨みました。
(本当は子供の指導の場合には、その教材を作るのも、図工の授業の一貫になるので、先生がそれだけの準備をする必要はないのですがね。)
そういった色々な、芦塚先生が実践した教育法の実例は、「芦塚先生のお部屋」の一般教育のページに数多く掲載していますので、ここでは省略させて貰います。
これ以上はそのお話はしません。

それぞれの先生達は、それぞれの学校で、教育上の著しい成果を上げて、指導者としての評価を受けていったのですが、
芦塚メトードの大きな欠点は、公文や鈴木のメトードと違い、習得が極めて難しく、従来の教育のシステムそのものを白紙に戻して勉強をし直す・・という、全くの「発想の転換」が必要なので、ヤマハ等のメトードとは違って、講習程度で、簡単に習得が出来る技術ではなく、また、その技術の習得に、時間も掛かってしまうので、芦塚メトードの先生になる希望者が、芦塚先生から直接指導を受けない限り、そのメトードの習得やそのメトード習得する事は難かしく、そのためにメトードが広がって行かなかったのです。

教室が大勢の指導者を養成して、芦塚音楽教室の全国展開をするためには、簡単なhow-to程度の学習で指導出来るメトードが必要なのですが、芦塚先生は経営者ではないので、そういった安直な教育に関しては、否定的なのです。

もうチョッとだけ、メトードのレベルを簡単に習得出来るようにしてくれれば、先生が増えて、生徒が増えるので、教室の経営も楽になるのにね。
・・・そこの所は譲らないのよね。

・・・・という事で、芦塚先生にとっては、芦塚メトードを広げるための塾は、音楽教室でも、学習塾でもどちらでも良かったのですが、大学の講師を辞めて、在野に戻った時に、芦塚先生のその高度な難しい技術(メトード)を勉強してくれる指導者希望の人が、音楽家だったので、音楽教室を開設したのに、過ぎないのです。
もし、その時に、一般大学の人が、芦塚メトードの習得に勉強に来ていれば、花園教室は多分、学習塾になっていたでしょうね。



つまり、指導を受ける側の生徒達が一つのメトードで学ぶのならば、複数の楽器を弾きこなすのは、さほど難しい事ではない・・という事なのです。
でも、ヴァイオリンとピアノが、同じメトードって、どういうこっちゃ??・・・・それに、学校の勉強も???
今回は、発表会の会場に向かう車中でお手伝いに来ていた医学部の大学受験の男の子に、コンクールも音楽大学も一般大学も受験のコツは全く同じなのだよ!と、芦塚先生が車を運転しながら、会場までの道で受験の仕方の説明をしていました。



下の写真の説明です。

「10分の1のKontrabassについて」
一番右側で弾いているKontrabassは、何と10分の1のKontrabassです。
左側で演奏している美帆お姉さんのKontrabassも、大人サイズのコントラバスに見えますが、実は大人サイズの半分の大きさの2分の1のKontrabassなのです。(つまり、このコントラバスも芦塚先生が楽器製作者に作らせた特注のサイズのコントラバス)なのです。
「音楽を専門にしたい。」と思っている生徒達の限定ですが、自分の専門の楽器の音楽を理解させるために、基本的にはピアノを勉強させます。目標は、自分の楽器を演奏する時に、その伴奏が出来るぐらいの技術まで習得する事・・という事です。
しかし、ピアノの楽器の場合には、一人オーケストラになって、自己完結型の楽器なので、実際には日本のピアニスト達には、多くの欠点が有ります。その一番最たるものは、独りよがりのリズム感なのです。勿論、日本の音楽教育に於いては、複数の楽器を弾きこなす事は
「アマチュアのする事だ」という意識がありますので、ピアニストがピアノしか学ばないのは、極々普通の事なのですが、そこは「日本の常識は世界の非常識」で、音楽のリズムやテンポ設定は、旋律(メロディー)が持つものではなく、バスの上に成り立つものなのです。
お釈迦様の寓話の中に、王様が豪華な王宮を建てるために、建築物に頼んだら、建築家が地面を深く掘り始めたので、王様が怒り出して、
「私が欲しいのは、空にそびえるような王宮であり、地面の中の地下室ではない」と言って、幾ら、建築家が、「高い建物を建てるには、それだけ深い地面の基礎が必要なのですよ」と幾ら言っても、聞き入れて貰えなかった・・という寓話があります。
自分が、独りよがりではなく、自分が正しいリズムや音で演奏しているか?を知るには、他の人の演奏との比較、コラボが必要なのです。
コントラバスはオーケストラ等で底辺を支える基礎の役割をします。
コントラバスが、自分の音程をホンの少しでも外したら、オーケストラ全員の和音が成り立たなくなってしまいます。
コントラバスがオーケストラの中で、少しでも入りのタイミングを間違えたら、オーケストラ全体が壊れてしまうのですよ。
音楽の基本中の基本を学ぶ事で、ピアノが上達する事は疑いのない事なのですが、日本人の音楽家は、それを認めようとはしません。
ピアノの人は、脇目もふらずに、ピアノに一途に専念する事がproになるための速道で有り、上達の秘訣だ。・・・しかし、これは徳川家康が民が出世をしないように、一芸だけを秀逸になるように、と考えだした江戸幕府を支えた「為政者の教育法である儒教の考え方」なのですよ。

明治になったら、江戸幕府はなくなったけれども、今度は明治政府のスローガンである
「世界に追い付け、追い越せ」と言う事で、軍国主義の教育の一貫として、優れた軍国主義国家であるドイツの学校教育や音楽が日本に持ち込まれました。
決して、国民の知識を教育しようとして、教育に熱心になったのではありませんよね。
国家がそんな無駄な事をする分けはないからです。

外国の人が日本の学生達を見て、
「日本では、小学生の時から軍事教育をするのだね」と言っていたので、その外人さんに、何故そう思うの??って、質問をして見たら、学校に行く小、中学生や高校生が、軍服を着て学校に行くからなのだそうです。

外国人にとっては、
「男の子の学生服は、陸軍の服であり、女の子の学校の制服であるセーラー服は、勿論、セーラーなのだから、海軍の服でなのですよ。」と言う事ですよ。

それで子供達が町を歩いているという事は、外国の人達から見ると、北朝鮮以上に、大変な軍事国家に見えるのですよ。

世界の人の中で、
「自衛隊を自衛のための警備隊出会って、軍隊ではない、って思っているのは、日本人だけだ」という事は、理解していますか?
自衛隊の戦闘能力は、世界第三位の列強の軍隊なのですよ。
ここで国防論なんて、しません。
私達の教室は、単なる「巷の音楽教室」に過ぎないのだから、そんな大それたお話はしないのです。


それはそうと、円で囲んだお姉さん達は持っている楽器が変だよね??
分かるかな?

千聖お姉さんと珠加お姉さんはヴィオラを弾いているけれど、チェロが専科だし、碧人兄さんもヴィオラを弾いているけれど、専門はピアノだよね??
下の真ん中の小さなコントラバスは美音ちゃんはヴァイオリンだし、右端のまるの真雅ちゃんはチェロで、一番左側の珠希ちゃんは
確かヴァイオリンだよね??




Facebookより抜粋

10月23日10:17
小学校のorchestraで、それでも大きな子供がKontrabassを指が届かないので全部の音を人差し指だけで演奏しているのを見て、それでは本当の楽器の指導は出来ないから、・・という事で、2分の1と10分の1のKontrabassをオーダーで作って貰いました。

本当は、このKontrabassは、芦塚先生の個人の「売り」の楽器だったのですが、先生が10年以上も病気療養で、お倉に入ったままだったので、もう売るのは無理なのかな?という事で、牧野先生に頼まれて、今回、生徒達に貸し出す事にしました。
芦塚先生は、仕方なく、泣く泣く生徒達に貸出してくださいました。
勿論、教室の備品ではありませんので、芦塚先生の私品で、芦塚先生が、作ってくれる楽器の製作者を探し出して、大変な金額を出費をして、作らせた楽器なので、私としては、心苦しいのですが、ピアノの専科生が一人もいない今では強制的に生徒に買わせる事も出来ないので、お蔵に入れたままにしておくのも、楽器に可哀想なのでね。
エヘッつ??


それじゃあ、今度は、舞台の左側を見てみよう。
・・・舞台の左側の事を、舞台用語では「シモテ」と言うんだよ。

後ろの丸で囲んだ智子お姉さんは、普段は、ピアノとコントラバスを何時も弾いていますよね。
今回はオケ・バックのファーストヴァイオリンを弾いていますよね。  すッ!すッ!!凄い!!
前列の左側から二人目のヴァイオリンを弾いている桃伽ちゃんは普段はチェロかピアノ、後のヴァイオリンの子達、実祐ちゃんと渡邉ひかりちゃんはピアノですよね。



リコーダーを吹いている結衣ちゃんは、ピアノが専攻の楽器だけど、ヴァイオリンの紗來ちゃんのグロッケンも、元々、持ち替えの楽器なので、これは「なんちゃって楽器」ではありませんよね。
だからと言っても、ホイホイと弾けるものではないですよね??

「・・うン~・・、どうやって弾くの??」

実際には、もっと色々と、変な組み合わせがあるのかも、しれないけれど、間違い探しは得意ではないので、探して見てくださいね。
見つけたら、教えてください。



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全体合奏の後は、子供の室内楽です。

さて、全体合奏の後で、お大急ぎで、自分の楽器を持って、準備をして・・・・

子供の室内楽・「子供達のトリオ(Kindertrio)」です。
この曲を作曲したクレンゲル(Klengel 1859年9月24日 - 1933年10月27日)という作曲家は、チェリストでライプチヒ・ゲバンドハウス・オーケストラの主席チェロ奏者であり、ライプチヒ音楽大学の教授でもあります。紛らわしいのは、クレンゲルさんには、ヴァイオリンの兄弟もいて、同じオーケストラで演奏し、同じ音楽大学で指導している事です。
このクレンゲル先生のお弟子さんには、チェロの神様と呼ばれた、フォイアーマンやピアティゴルスキー等の大チェリスト達がいます。桐朋学園の音楽大学を創設したチェロの斉藤先生(小澤征爾さんが尊敬して、サイトウキネンオーケストラやサイトウキネンフェスティバル等を主催しているその斉藤先生です)も、このクレンゲルの最後の弟子の一人です。
子供のためのピアノ・トリオを作曲した唯一の作曲家です。
しかし、芦塚音楽研究所のプレ室内楽を持ってしても、このトリオにいきなり、挑戦するのは、難しいのです。
そこで、このクレンゲルの曲を目指して、芦塚先生の子供のためのピアノ・トリオが作曲されました。
カリキュラム的には、芦塚先生のピアノ・トリオ⇒クレンゲルのピアノ・トリオ⇒ハイドンやMozartのピアノ・トリオから、フンメルのピアノ・トリオと進んで行きます。基礎重視でない生徒の場合には、Klengelから⇒Mozart⇒Dvorakと飛ばす事も有ります。
ある程度、演奏する年齢との兼ね合いもあるので、






子供の室内楽の後は、soloの部の始まりです。

第二部の皮切りはチェロの桃迦ちゃん(6歳)で曲はゴルターマン(Goltermann)のconcerto 第4番Op.65ト長調1楽章です。伴奏は牧野先生です。


     
9番チェロソロは森真雅ちゃん(小3)、曲はサン=サーンスのアレグロ・パッショナート、伴奏はお母様です。



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 Mozartのoriginalの連弾のsonate K.381の一楽章です。

第12番Pianosonate  Klavier zu Vier Handen  七星ひかりちゃんと川島綾乃ちゃんです

   

発表会で良く演奏される連弾の曲は、難しい曲を簡単に編曲したものが多いのですが、作曲家の手になるoriginalの連弾の曲は、難しい曲が多くなります。
この曲は、Mozartの作曲したoriginalのピアノソナタで、中々優れた快適なMozartらしいoriginalの連弾の曲で、とても、カッコいい曲です。





全体合奏 J.S.Bachのカンタータ 第147番「主よ 我が希望と喜びよ」  

有名なBachのcantataです。 
全体合奏の曲として、ほぼ毎年演奏しています。

    





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二部14番からは音人の会の人達の演奏です。

     

     



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第三部はorchestraの部から始まります。

指揮はprogramでは斉藤先生の予定だったのですが、チョッと生徒達の自信が足りなくって、そのために音楽の「ノリ」が悪かったので、急遽、(当日)芦塚先生が指揮をして、斉藤先生は、虎(本当はエキストラの略の意味なのですが、音楽の世界では、オーケストラの常設のメンバーでない人達が、当日加わって演奏する事をトラと言います。)にまわりました。
専科生が、練習一回、リハーサルと本番だけ助っ人に入る場合が、よく有りますが、これも自前のトラになります。
本当は、見た目的には、助っ人無しで、子供達だけで、お姉さんが補助に入るぐらいの方が、写真写りも見栄えも良かったのですが、見た目よりも、演奏の出来を優先しました。

celloのsoloのconcertoです。
soloのcelloの演奏は澤田桃伽ちゃんで6歳です。曲はVivaldiのcelloconcertoOp.26Nr.9 d moll Ⅰ楽章です。



一般的には、celloという楽器は大変習得するのが、難しい楽器とされていて、就学年次以前にcelloで、melodieらしきものを弾ける事は、有り得無い・・というのが、一般の常識なのだそうです。
大人の場合でも、構え方持ち方とscaleだけで7年も掛かってしまい、melodieらしきものが演奏出来るようになるまでには7年間の基本の練習が必要だそうです。

芦塚先生は
「そんなに長く基礎練習を強いられるのは耐えられない」という事で、趣味の大人の人達のために、一月(つまり、4回)の基礎練習で、Haydnぐらいの室内楽が一緒に皆で、出来るようなcurriculum(冊子・・教則本)を作ってしまいました。
だから、教室の生徒さん達が、就学年次以前に、VivaldiのconcertoやGoltermannやKlengelのconcerto等を演奏する事は、日本のみならず、世界での常識的にも有り得ない事なのですよ。
勿論、桃迦ちゃんだけでなく、歴代のcelloの生徒さん達は、3歳、4歳ぐらいの年齢からBachのMenuettぐらいの曲は常に弾いているのですからね。

このcelloconcertoとは、直接は関係は有りませんが、日本の音楽教室では、学校教育と同じように、一つの教材を学ぶと、その曲を習得したとされて、二度と同じ曲を学習する事はありません。

芦塚先生の指導のcurriculumでは、ChopinのEtudeの同じ曲でも、小学生の時のapproach、中学生の時のapproach、勿論、高校生、音大生、proになってからのlessonと、同じ曲を繰り返し、勉強します。
proの演奏家を目指す大人の生徒の場合でも、ある一つの曲(例えば、Bach‐Busoniのchaconne)を、2年掛かりで勉強させて、それからコンサートで演奏する度に、lessonをして、荒れたpassageを修正するというlessonを更に2年間続けました。
その1曲だけで、その生徒の水準を、proとしての水準までに引き上げたのです。

芦塚先生は、日本人の音楽の指導者や、演奏家達が持つ教育教材に対しての、軽いぞんざいな扱いを、非常に不快に感じています。
だから、BeyerやDiabelliの教本のlectureを一般の音楽の先生達にもする事があるのですが、そこで言われる事は、「その曲は深い意味を持つ」のですが、lectureをしなかった他の曲については、やっぱり、軽い内容の無い教育教材として捉えてしまうのです。
芦塚先生が指導lectureしたその曲だけが唯一の例外の内容のある曲として・・・・

そう言った、理由もあって、教室では一つの曲を教室のthema曲として、初心者からベテランの専科生やproの人達に至るまで、毎年演奏にチャレンジするのですが、芦塚先生はその曲の演奏が、上級になるに従って、飽きてしまって、雑にならないように、それぞれの生徒の水準《grade》に合わせて、lessonの内容を深く、厳しくして行きます。
つまり、初心者の生徒達が演奏するcanonと、上級生や、専科生の演奏するcanonでは、追求する音楽の水準が全く異なるのです。

今回の、5歳の桃迦ちゃんのVivaldiのcelloconcertoも、専科生のオケ・バックで、小学3年生の上級生が演奏すると、こういう水準になるのです。
2013年八千代のコンサートでのVivaldiのcelloconcerto d1楽章です。 

今回の桃迦ちゃんのorchestraのsoloでは、この八千代のmemberは、Kontrabassを弾いているお姉さんの岡村智子さんだけです。
後は、全員始めてこの曲にチャレンジするmemberです。
上手に演奏したい・・と思うのならば、各パートに一人づつ専科のお姉さんが助っ人に入れば、見違えるように上手に演奏する事が出来ます。しかし、そうすると、生徒達がお姉さん達に頼ってしまい、自立した演奏がいつまでも出来なくなってしまうからです。
この演奏ではtviolinに斉藤先生が入っていますが、リハーサルでviolinの音量が、弱かったので、音量のバランスを調整するために本番だけ入りました。所謂、助っ人(トラ》とは意味が違います。

教室のcurriculumでは、orchestraを勉強する生徒達が必ず、勉強しなければならない課題曲があって、それを教室では常設曲と呼んでいます。
その中の一番の曲がPachelbelのcanonで、以前は発表会のthemaの曲として、毎回、発表会の幕開けの曲として、必ず、演奏していたのですが、現在は、年に一回必ず演奏する事になっています。
このVivaldiのcelloconcertoも、orchestraでconcertosoloを始めてする時の曲なのですが、本当は音大生が演奏しても難しいlevelの曲なのです。
5歳、6歳でこの曲を演奏するのは、珍しい事ではなく、奇跡なのですがね。
誰も、それが分からない・・・、外でcelloを学んでいる人達以外はね・・・・。
子供達が普通にcelloのsoloを演奏しているのだから、celloという楽器は簡単に演奏出来ると思われている・・・。
でも、本当はミラクルなのですよ。


日本のヴァイオリンを勉強する人達にとっては、最も有名な憧れのviolinconcertoの三楽章です。
練習の時よりも、かなり早いtempoで先生が振って来たので、結構、頑張って、一生懸命に演奏しました。




この曲は、中級者の曲で、一楽章は常設曲なのですが、三楽章は多分、教室では初めての「お目見え」の曲です。
doppelconcerto(2台のヴァイオリンのためのコンチェルト)です。

orchestraの並び方は、baroque時代の基本的並び方で、20世紀の始め頃迄(というよりも、二次大戦以前ぐらい迄)は、この並び方が基本(普通)でした。
オーケストラの並び方について 
「芦塚先生のお部屋」⇒音楽の面白話⇒オケ並びについて

テレビや演奏会でよく見られる並び方が、昔々からあるオーケストラの並び方のように思われていますが、実は戦後に始められた新しい並び方なのです。
古い時代の一般的なオーケストラの並び方は、左側より、1stヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、2ndヴァイオリン、で、チェロの後方にコントラバスという並び方がオーソドックスな並び方で、それをバロック・並びと称しました。
チェロとヴィオラの位置は時々交代をする事が有りました。
教室でパッヘルベルのカノン(等のヴァイオリンの3パートとチェロ+コントラバスの並び方)を演奏する時には、1stヴァイオリン、3rdヴァイオリン、チェロ、2ndヴァイオリンという特殊な並び方をします。教室では、これを「カノン並び」と言っていますが、第二バロック並びの変形並びだと言う事です。
・・では何故、バロック時代には、こういった並び方をしたのか?と言う事ですが、バロック時代の曲は、殆どが、polyphony(ポリフォニー=複音楽)で、作曲されていて、教室で演奏するヴィヴァルディやロカテッリの作品も、1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンが交唱をするように書かれています。1stと2ndがお互いに呼び掛けあうように演奏しますが、その音楽の立体性を出すのに、一番ステレオ効果が出せるのが、1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンを、舞台の両サイドに分けて置くという配置です。
特に、教会等で演奏する時には、教会の左右の両サイドの天井に、オーケストラや合唱を配置して、左右から、交唱をさせるのは、とても効果的な演出で、Bach等の多くの作曲家がその並びで、cantata等の作曲をしました。
パッヘルベルのカノンのように、3つのヴァイオリンのパートが追いかけっこをする場合には、それぞれが一番遠い場所に配置されているのが効果的なのです。
つまり、バロックのオーケストラの並び方はそれぞれの楽器が、分離して聞こえるように並び、現代のオーケストラの並び方は、一番和音が融け合うように、並んでいるのです。





また更に、soli(soloのグループ)を、室内楽のように組んで、オーケストラの前に出して演奏させる並び方は、芦塚先生の独自に考案した並び方です。
これが、現代の通常のオーケストラの並び方ならば、ソロの人だけが、指揮者の隣で演奏して、後の伴奏のソロの人達は、オーケストラの人達の中に入って、コンマスとバンマスの位置で演奏するのが、定石です。

そうすると、ソロのグループが遠くに離れてしまうので、芦塚先生はソロのグループを真ん中に集めて、soliとして纏めています。
これはチョッとしたideaなのだけど、今の所、芦塚先生以外にこういった並びをさせるバロックのオーケストラありません。
下の写真は、ヴィヴァルディの二台のヴァイオリンのためのコンチェルトですが、弦のオーケストラが外を取り囲んでいる中で、1stヴァイオリンのソロと、通奏低音のチェンバロとチェロが真ん中に来て、左右対称に2ndヴァイオリンのソロが来ています。
この並び方は、普通に見えるかも知れませんが、実は、大変珍しい芦塚先生の独自の並び方なのですよ。



練習を始める前の、曲の紹介の時に、先輩のお姉さん達が初見演奏で模範演奏をしていましたよね。
Facebookにlinkします。



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次は室内楽の部です。とは言っても、1曲しかないので、「室内楽の部」と言えるかどうかは兎も角としても・・・??


合わせる場所をお互いを見合う練習中です。同じpassageはモーションを揃えて、一緒に動く練習をします。
これが難しいのよね。意外とね??

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第3部のsoloの部です。

6番は古川紗來ちゃん(小3)リーディングのconcerto Op.7ホ短調より

8番の演奏は、荒谷愛ちゃん(小4)です。曲はローデのconcerto第8番Op.13ホ短調3楽章
伴奏は本田梨紗さん(高3)です。








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3回オケクラスのorchestraです。
3回オケは、毎回芦塚先生にcheckをされるので、(・・どうして??芦塚先生は月一だけ見るのではなかったの??)とても、細かい所まで、注意をされて、水準(Niveau)を求められます。
難しい音楽用語を沢山覚えなければなりません。
日本では音楽用語は、ritardandoなら、ただ単に「だんだん遅く」とまなびます。
しかし、教室の音楽用語の勉強としては、一つの音楽用語であっても、その意味が分かっていなければなりません。ritardandoが「遅くする」という意味が分かっていたとしても、それはどういう風に遅くなるのか?という事も分かっていなければ、本当に分かった事にはならないからです。
例えば、Hennry purcellの「dying a way!」はイタリア語では・・??という風に・・




17番 七星ひかりちゃん(小6)Pianoconcerto イ長調 1楽章・・・ディッタースドルフ作曲 kadenz作曲芦塚陽二






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第四部 baroqueのtriosonateと専科の室内楽と中学生の部

Facebookより抜粋:

2015年10月8日
この3,4日と言うか、欝という程でもないのですが、気分が前にも後ろにも向かずに、悶々と無為にパソコンに向かって仕事にもならない作業を片付けるのが毎日でした。仕事もしていないのに、燃え尽き症候群のような状態で、何を成すでもなく、無為に毎日を過ごしていました。今日の朝も何かしら、そう言った無意味な人生になりそうで、ついに発作を起こして、2日後の発表会のHennry purcellのtriosonateのChacony gのbaroquecelloの代わりにBaß gambaとbaroquebowとcaseとstandとCembalo用のT字hammerを衝動的にバイクで買いに行って来ました。本番迄は、後、2日はあるので、baroquecelloからBaßgambaへの持ち替えは、充分間に合うでしょう!!5度調弦が4度に変わっただけなのだからね。 それと、Vivaldiのdoppelのノリが悪いので、突然ですが、私が斉藤先生に変わって、orchestraも指揮をする事にして、斉藤先生はviolinに入って貰う事にしようかな??と思います。「ます。」と言うのは、・・多分??・・・ひょっとしたら??・・・・(・・?)という意味で、当日の気分で決める事にします。子供達の・・「settingの打ち合わせが・・??!!」という声が聞こえて来るようです。
 ・・変更のあった人が自分で譜面台と椅子を運べばいいんだよ!! 
なら、settingのstaffにシワ寄せは行かないよ!! 
指揮者が指揮用の譜面台を右手に持って、舞台で挨拶するなんて、乙なもんだろう??



子供達のorchestra、斉藤先生が指揮をする予定になっていたので、私が出て来たら、子供達は結構驚いていました。
tempoも斉藤先生よりも早いtempoで演奏したのだけど、(これは意図ですが)ノリで演奏出来たので、喜んでいました。子供達の練習には、2,3回しか立ち会っていなかったので、緊張したみたいですね。アハッ!

baroqueのHennry purcellのtriosonateは、色々な特別な奏法で演奏されています。
period instrumentsと言いますが、当時のviolin(baroqueviolin)やCembalo(復刻の GoujonmodelのCembalo)、それに今回はBaß-gambaと言う時代考証に基づいた演奏のstyleで演奏します。
period奏法として、当時のornament奏法を再現して、今回は演奏しました。

tuningはVallottiの古典調律法を用いてtuningしました。

何言っているのか、分からない・・って??

まあ、源氏物語を原文で読んでいるようなものですから、話が難しくなるのは、当然です。
今の日本の音楽界では、未だにperiod奏法で演奏する団体は、非常に限られていて、それも、論理的には、「未だ未だ・・」の小学生levelの水準なのですよ。

しかし、世界水準も似たようなものですから、巷の音楽教室のbaroqueのperiod奏法の水準、恐るべし!!です。アハッ!
・・・てな事を、幾ら解説されてもね~ぇ??

さて、バロック時代のトリオ・ソナタの並びは、この並びと信じて疑わない人が多いのですが、実は、この並びも、芦塚先生の独特の並びで、一般的には例外的な並びになるのですよ。

baroque時代のperiod instrumentsと、period奏法によるHennry purcellのtriosonate g moll chaconneです。






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室内楽 Brahms 弦楽六重奏

今回は室内楽でも、楽器の並び方については、色々な配慮をしています。
この六重奏の一般的な並び方は、ヴァイオリンから順番にヴィオラ、チェロと並ぶのが一番オーソドックスですが、この配列は1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン、1チェロ、2チェロ、2ヴィオラ、1ヴィオラと並んでいるのです。この配列は、アンサンブルの音が溶けやすいという利点を持っているのですが、ヴァイオリンとヴィオラが離れているので、室内楽としての演奏が難しくなるという欠点も持っています。

Brahms 弦楽六重奏 第一番 Op.18B Dur Ⅰ楽章







Schubertのピアノ五重奏「鱒」
ですが、智子ちゃんの顔が譜面台に隠れているので、他の写真もcheckしたのですが、残念ならが1枚も顔が写っている写真はありませんでした。誰か、ちゃんと全員の顔が写っている写真をお持ちの方はいませんかね??
でも、写真屋さんのせいではなくって、譜面台が高過ぎるのが原因ですよ。
立奏の時の譜面台の位置や、私が指揮をしている時の譜面台の高さを思い出してくださいネ。
さて、この曲の楽器の配列も、通常の配列とは違っていて、1stヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、コントラバスの順に並んでいます。

Schubert Pianoquintetto A Dur 「鱒」1楽章




発表会の諸注意で、ピアノの生徒さんは、顔の右側の髪の毛が前に垂れると、顔が全く見えなくなる・・という注意をしていましたよね。凛ちゃんも、髪の毛が邪魔をして、顔の写っている写真がありません。
お客さまに顔が見えるように髪をピンで留めるか、工夫をしましょうね。
ピアノトリオは、配列は変えようがありません。だから、この配列だけは何も変わらないのですよ。






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中学生soloの部

山本珠加 Vc. (中3)concerto Op.129 イ短調 Ⅰ Ⅲ楽章  Schumann 伴奏 遠藤美帆








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第五部 高校生の部

室内楽 Piano五重奏  Dohnányi

岡村智子(高1)Pf.Pianoquintetto Nr.2 Op.26 Es Dur Ⅰ楽章  Dohnányi
Vl.Ⅰ太田千夏(中3) Vl.Ⅱ佐山凛(中2)、viola 本田梨紗(高3)、Vc.清水千聖(高1)

この曲は、大変珍しい曲で、演奏も難しい難曲なのですが、教室では何度か先輩達が演奏しています。
随分前の演奏なので、動画が見つかりません。多分、βのtapeかな??
しかし、この曲の演奏をYou Tubeで探して見ても、二つぐらいしかヒットしませんでした。
勿論、その一つはproの演奏者による演奏ですが、そんなには、上手くありませんでした。別の演奏の方は、音楽大学の若手講師の演奏によるもので、歳は若いけれど、演奏は中々で、芦塚先生のお薦めの演奏は、proではなく、音楽大学の若手講師達の演奏の方です。
大変切れが良く、響きも上手にハモらしています。
・・・で、もし、今回、この演奏をYou Tubeにupするとなると、三つ目の演奏になりますよね。
いいのかな??

この曲の配列は、何と、標準的な順番型の配列です。



総てが同じ配列ではない、というのも、実は、お互いのパートを聴き合うための実践的なトレーニング(練習)も兼ねているのです。




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soloの演奏

遠藤美帆(高1) Pf. 舟歌 Op.60 嬰ヘ長調 chopin




cst

清水千聖(高1) Vc. ロココの主題による変奏曲 Op.33 イ長調 Tchaikovsky 伴奏 遠藤美帆




okmtmk

岡村智子(高1) Pf. ボレロ Op.19 ハ長調  Chopin





hdr

本田梨紗(高3) viola Élégie Op.30 ヘ短調   Vieuxtemps  伴奏 遠藤美帆


sts

斉藤純子先生 violin   Tartini=Kreisler sonate g moll 「悪魔のトリル」  伴奏 萩元美紀先生
You Tubeへlinkしました。









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